口臭には5つの種類がある!

口の臭いのイメージ

口臭には、

  • 生理的口臭
  • 食べ物による口臭
  • ストレスによる口臭
  • 病的口臭
  • 心理的な口臭

の5つの種類があります。
この内、生理的口臭と食事による口臭は、特に問題ありません。
口臭のレベルも比較的低く、時間の経過や口臭対策によって改善することができるのです。
これに対し、病的口臭は口臭のレベルが高く、簡単な口臭対策をしても臭いを抑えることが難しいです。
さらに、放置すると健康にも害を及ぼすようになるので、早めの治療が必要となります。
ストレスによる口臭や心理的な口臭は、この病的口臭に比べると口臭のレベルは低いです。
しかし、この2つも病的口臭と同じく、問題を放置すると悪化する可能性があるため、治療・対策が重要といえます。

生理的口臭への対策は?

口臭のある女性イメージ

生理的口臭の原因は、

  • 歯垢
  • 舌のコケ
  • 臭い玉
  • 銀歯・差し歯
  • 口呼吸
  • 唾液の不足(一時的なストレス)

などが挙げられます。それぞれの原因ごとの対策を紹介します。

歯垢

歯垢を落とすために最も効果的な対策は、やはり歯磨きです。
磨き残しがないよう、歯の一本一本を磨き上げるように行うことで、歯垢をキレイに除去できます
多くの人は歯磨きを5分未満で終わらせてしまいますが、最低でも1回15分近く歯を磨くことが重要です。
また、歯ブラシや歯磨き粉にこだわることも、口臭対策において重要なことです。

歯ブラシ

歯磨きに適した歯ブラシは、ブラシ部分の大きさが小さめの製品です。
だいたい前歯2本分くらいの長さのブラシだと、奥までキレイに磨くことができます。
また、歯ブラシの毛の硬さは「ふつう」「やわらかい」を選ぶことをオススメします。
硬いブラシは歯垢を落とす力も強いですが、歯磨きの際に歯茎を傷つける恐れがあり、歯周病になるリスクが高くなります。
歯磨きをする時は歯と歯茎の境目近くも磨くので、できるだけ歯茎に負担を掛けないブラシを選びましょう。
また、歯ブラシは1ヵ月に1本のペースで取り替えましょう。
歯ブラシを長く使用すると、毛先がだんだん開いてしまい、歯垢を落とす力が下がってしまいます。
定期的に歯ブラシを交換することで、効率的に歯垢を落とせるようになります。
ほかにも、歯を一本一本磨くのに適している「タフトブラシ」を使用するのも効果的です。

歯磨き粉

口臭対策に効果的な歯磨き粉は、研磨剤と発泡剤を使っていない商品です。
研磨剤は歯や歯茎へのダメージが大きいため、使用し続けると歯周病などのリスクが高くなります。
また、発泡剤はたくさんの泡がでるため、十分に磨いていないのに歯を磨いた気になる人が多いです。
これらの成分が含まれていない歯磨き粉を選ぶことで、歯を健康に保ち、ひいては口臭の予防に繋げられます。

ディノベートデンタルホワイトプロ_商品TOP

引用元:https://dennovate.com/shopping/lp.php?p=dn_wt02&adcd=maAGlisgooo

特にオススメなのが、「ディノベートデンタルホワイトプロ」と呼ばれる液体歯磨きジェルです。
この歯磨きジェルは研磨剤・発泡剤が不使用な上、口臭予防や虫歯予防に繋がる成分も配合しています。
また、殺菌・抗菌効果の高いシメン-5-オールや、歯茎を健康にして歯周病による口臭を防ぐアラントイン、さらに口臭予防に効果のある茶葉エキスなども配合。
これらの成分によって、口臭の原因である菌を除去し、口の臭いを抑えることができるのです。

舌のコケ

舌のコケへの最も簡単な対処法は、専用の舌ブラシを使用することです。
舌ブラシの使い方は、

  1. 歯磨きをする前に鏡で舌苔の状態を確認する
  2. 舌の奥から手前に向けて、ほとんど指に力を入れずにこする
  3. ゴシゴシと前後に動かさず、3回奥から手前へかき出すようにこする

舌のコケへのブラッシングは、1日1回~1週間に1回程度の頻度でOKです。
頻繁にこすると舌を傷つけてしまい、舌にできた溝に食べかすが入り込み、舌のコケがさらに増えるため注意しましょう。
舌のコケはある程度あるのが自然です。舌ブラシを使用する時はコケを全て落とそうとはせず、増えすぎたコケをある程度落とすという気持ちで使用するとよいでしょう。

臭い玉

口臭の原因として臭い玉は有名ですが、実はこの臭い玉は誰にでもできます。
この臭い玉は、口内の細菌や白血球、食べかすが混ざってできた膿のかたまりです。
扁桃腺が細菌によって炎症を起こすと、それを退治するために白血球が現れます。つまり、臭い玉ができるのは扁桃腺の炎症(扁桃炎)が原因なのです。
そのため、対策としては口内の細菌数を減らすため、1日3回しっかり歯磨きをすることが1番です
また、扁桃炎を防ぐため、体の免疫力を高める必要があります。一日7~8時間の睡眠と栄養バランスのよい食事を取りましょう。特にビタミンCは扁桃炎の予防に効果的なので、意識的に摂取しましょう。
扁桃炎が起きている場合、対策として小林製薬の「ハレナース」などを服用するとよいでしょう。この薬を飲んでも炎症が改善しない場合、耳鼻咽喉科などで診察を受けましょう。
すでに臭い玉ができている場合は、毎日うがいをするか、気になる場合は耳鼻咽喉科で取り除いてもらうとよいでしょう。
ネットでは「綿棒で取り除く」「扁桃腺に水を当てて落とす」などのやり方が取り沙汰されていますが、これらのやり方は扁桃腺の炎症を悪化させる恐れがあります。
臭い玉の問題を解決するには、まずは扁桃炎を治すことを1番に考えましょう。

銀歯・差し歯

銀歯や差し歯などの治療を受けた後は、定期的に歯科で状態を確かめてもらう必要があります。
放置すると、口臭の原因になってしまうことがあるからです。
銀歯や差し歯が臭う原因は、

  1. 表面に傷や凹凸がつくことでその中に菌が増殖してしまう
  2. 銀歯や差し歯と歯・歯茎の隙間に食べかすが入り込む
  3. 銀歯の接着剤が溶けてしまい、歯との間に細菌が入り込みやすい
  4. 銀歯の下の歯や、差し歯の周囲の歯が虫歯・歯周病になってしまう

といったことが挙げられます。
対策としては、歯科で定期的にクリーニングをしてもらうことが挙げられます。
銀歯や差し歯の周りは自分でケアするのは難しいため、歯科に歯垢や食べかすを取り除いてもらうとよいでしょう。
また、すでに虫歯や歯周病が起きている場合は、銀歯を取り除いた後、歯科での治療を受ける必要があります。

口呼吸

口呼吸をする人は、鼻呼吸をする人よりも口内が乾きやすいため、口の中の雑菌が増えやすくなります。
唾液には雑菌の繁殖を抑える効果があります。口呼吸をすると唾液の分泌量が下がってしまうので、雑菌が繁殖しやすいのです。
この口呼吸を改善するには、鼻呼吸がしやすくなるトレーニングを行うとよいでしょう。
口呼吸を改善するトレーニング方法として、有名なのが「あいうべ体操」です。

  1. 「あー」と口を普段よりも大きく開ける
  2. 「いー」と口を横へ広げ、首に筋が入るくらい横へ広げる
  3. 「うー」と口をタコのように前へ突き出す
  4. 「べー」と舌を突き出し、あごの先まで伸ばすつもりで舌を出す

1~4の流れを1セットとし、1日30セット行うことで口呼吸を改善させられるでしょう。

唾液の不足(一時的なストレス)

口呼吸以外にも、ストレスが溜まると唾液が不足することがあります。
ストレスが口臭の原因の場合、ストレスを引き起こす問題を解決することが1番。
自分ひとりで解決できない場合、心理カウンセラーなどに相談してみましょう。話を聞いてもらうだけでも、ストレスを緩和させられます。
また、唾液の分泌量を増やすため、舌回し体操を実施するのも効果的です。
舌回し体操の方法は次のとおりです。

  1. 口を閉じ、舌で口全体の歯茎をなぞるように、左回りに1周させる。これを20回行う
  2. 今度は逆に、舌で右回りに1周させる。こちらも20回行う
  3. 左右20回ずつ行うことを1セットとし、1日に3セット行う

毎日空いた時間に行うことで、唾液の分泌を促し、虫歯や口臭などのトラブルを防ぐことができるでしょう。

病的口臭への対策は?

ドクターのイメージ

病的口臭の原因は、

  • 虫歯
  • 歯周病
  • 胃や腸の症状
  • 蓄膿症
  • 糖尿病
  • ガン

などが挙げられます。それぞれの原因ごとの対策を紹介します。

虫歯

虫歯によって口臭が現れている場合、C2~C4まで虫歯が進行していると考えられます。

虫歯の進行度

  • C0・・・虫歯菌によって歯のごく表層が溶かされ、白く濁った状態。歯磨きで改善できる
  • C1・・・歯の表面のエナメル質まで虫歯菌が侵食した状態。歯磨きでの改善はできず、歯科で治療を受ける必要がある。
    この段階なら削らず、1日で治療ができる
  • C2・・・歯の象牙質まで虫歯菌が侵食した状態。歯の内部で虫歯菌が増殖することで、口臭が現れることがある。歯を削って薬やレジンを詰めるといった治療法をする
  • C3・・・虫歯菌が歯の神経にまで侵食した状態。ズキズキと痛むほか、歯茎の炎症や膿で口臭が現れる。歯の神経を取り除く根管治療を行ったあと、歯の被せ物をして治療する
  • C4・・・歯が虫歯菌によってほとんど溶かされ、歯根だけしか残っていない状態。歯の神経の腐敗や歯茎の膿によって、強い口臭が現れる。ここまでになると抜歯し、差し歯やブリッジ治療などを受ける必要がある。

口臭が現れるC2~C4レベルになると、歯磨きでの改善はまず期待できません。
C2やC3であれば歯を残すことはできるので、すぐに歯科での治療を受けましょう。
また、対策として虫歯が初期の段階で治療を受けると良いでしょう。
虫歯初期の自覚症状は、

  1. 冷たいものを飲むと歯がしみる
  2. 甘い物を食べると歯がしみる

の2つです。
虫歯治療を受ける人の多くは、歯が痛みだしてから歯科を受診しますが、痛みだした段階というのは歯の表面のエナメル質が溶け、象牙質や歯髄まで菌が侵食している状態です。
歯がしみるなどの自覚症状が見られた段階で、歯科で診察を受けておきましょう

歯周病

病的口臭が現れる1番の原因が、この歯周病だといわれています。
歯周病は、歯と歯茎の間に歯垢が溜まることで発症します。
歯垢が溜まると歯周病菌が増加し、歯茎の炎症や、歯周ポケットと呼ばれる溝を作ってしまいます。
進行すると、歯肉が後退して歯が抜けやすくなったり、歯茎に膿ができて強い口臭が現れるようになります。
膿や出血が見られない場合も、歯周病菌の増殖によって口臭が現れる場合があります。
最近、特に理由が見つからないのに、口臭が強くなったと感じた場合、歯周病になっている可能性があります。1度歯科で診てもらったほうがよいでしょう。

胃や腸の症状

胃腸などの消化器に異常が見られた場合、まれに強い口臭が現れることがあります。
口臭で酸っぱい臭いがした場合、胃炎などの症状が考えられます。また、便やおならの臭いがした場合、腸炎や十二指腸潰瘍などの症状が現れている可能性があります。
通常、胃や腸からの臭いが口臭に現れることはありません。胃と食道の間にある「噴門部」によって悪臭のガスが遮断されているからです。
例外はゲップなどをした場合。胃や腸のガスが口内にまで昇ってくるため、口臭が現れる場合があるのです。
口臭ケアをしていても臭いが改善されない場合、またはゲップをした時に酸っぱい口臭や便の臭いがした場合、胃腸に何らかの問題があるかもしれません。
内科、または消化器内科で一度診てもらいましょう。

蓄膿症(ちくのうしょう)

蓄膿症になると、鼻の奥の臭いが口臭に混じってしまい、口臭がきつくなることがあります。
また、蓄膿症で鼻が詰まってしまうと、口で呼吸することが多くなるため、周囲に口の臭いが届きやすくなるのです。
この蓄膿症への対策は、耳鼻咽喉科で鼻洗浄を受けるか、抗菌薬を処方してもらうとよいでしょう。
ただし、蓄膿症の原因が鼻や歯の病気によるものだった場合、手術による治療も必要となります。
予防方法としては、

  1. 鼻をかむとき強くかまない
  2. 花粉が飛ぶ季節などに積極的にマスクを付ける
  3. 部屋の掃除や空気清浄機を使用し、部屋のホコリを取り除く
  4. 喉の乾燥は蓄膿症のリスクを高めるため、就寝時に加湿器を使用する
  5. 十分な睡眠とバランスの良い食事で免疫力を高める

などが挙げられます。
また、小林製薬の鼻うがい液「ハナノア」や、クラシエの蓄膿症薬「ベルエムピL錠」なども、蓄膿症の改善に効果的です。

糖尿病

糖尿病になると「ケトン体」と呼ばれる物質が体で作られるようになります。
このケトン体に含まれる「アセトン」と呼ばれる物資は、果実が腐ったような甘酸っぱい臭いを発します。糖尿病になると、口からこのアセトンの臭いが発せられるようになり、口臭によるトラブルが現れるようになるのです。
糖尿病になった場合、内科か内分泌科、糖尿病外来などで治療を受ける必要があります。
主な治療法は、血糖値を下げる投薬や注射インスリン製剤の注射などです。また、医師の指導の元で、毎日の食事や運動による血糖コントロールをしなければいけません。
糖尿病の予備軍の場合も、医師からのアドバイスに従って、生活習慣の見直しをしましょう。

糖尿病の発症リスクを抑える方法

  • 散歩など、毎日続けやすい軽い運動を行う
  • ご飯を食べる量を腹八分目に抑える
  • 肉よりも野菜を積極的に食べるようにする
  • 体重を今の5~10%落とす
  • ストレス発散のための趣味かレジャーを行う、またはストレスの元となる問題を解消する
  • 禁煙をする
  • お酒は週3~4日、ビール500ml、日本酒は1合(180ml)程度の量を飲むようにする

ガン

ガンを発症した場合、口臭に異変が現れることがあります。
口内にできるガンである口腔ガン・舌ガン・咽頭がんが現れると、卵や肉が腐ったような臭いや、生臭さが口臭として現れます。
肉などが腐ったような臭いは、細胞が壊死した臭いです。虫歯や歯周病によっても現れますが、虫歯・歯周病がないにも関わらずこうした臭いがする場合は注意が必要です。
胃がんや肺がんなども、こうした肉が腐ったような臭いが現れます。
また、肝臓や腎臓などにガンが現れた場合、尿のようなアンモニア臭がすることがあります。ガン以外にも、これらの臓器の機能が低下した場合もアンモニア臭が現れるため、口からアンモニア臭がした時は、消化器内科などに相談するとよいでしょう。
このようにガン発症による口臭について書くと、多くの人が不安を感じるでしょう。
しかし、ひどい口臭のほとんどの原因は虫歯や歯周病であるため、口臭がするからといってすぐにガンだと決めつけるのは早計です。
口臭のほか、体にあきらかな異常が見られる場合、または口内に普通の口内炎とは違った硬いしこりがある場合など、気になる問題がある場合は、病院の医師に相談してみるとよいでしょう。

口臭の悩みは口臭外来に相談してみよう!

口臭を改善するオーラルケア商品の効果が見られない場合、または口臭以外の体の不調が気になる場合は、口臭外来で診察を受けてみてもよいでしょう。
この口臭外来とは、口臭に関する治療を専門的に行っているクリニックです。
多くの場合、歯科の施設内に設けられているため、口臭外来が見つからない場合は付近に歯科がないかチェックしておきましょう。
また、通常の歯科でも、口臭治療に対応しているところもあります。口臭外来が地元で見つからない場合、口臭の治療に対応できる歯科を探すとよいでしょう。
口臭は食事やストレスなどの影響で簡単に強くなるため、多少口臭がするからといって必ずしも病が原因とは限りません。
しかし、多くの人が顔をそむけるような、明らかに異常な口臭が見られた場合、何らかの病的口臭が現れていると判断できます。
口臭外来は、そういった病的口臭の原因がどこにあるのか、医師に突き止めてもらう場所でもあるのです。

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