歯科医療の価格の相場の変化

歯科医療には保険診療部分と自由診療部分があります。健康保険を使用して3割負担で治療を受けることができる保険診療分野は毎年少しずつ点数の下落が発生しているというのが一般的な流れです。そのため価格は若干安くなる傾向にありますが、医療機関ごとに差はありません。 歯科医療において差異が大きく生まれるのは保険適用とならない自由診療分野の治療の場合です。自由診療の場合には歯科医院ごとに自由に値段が決められるため、一般には競争原理が働いて安くなります。しかしあまりに相場からかけ離れた安値の場合にはアフターフォローについてしっかりと調べておくべきであると言えるでしょう。ある程度の範囲というものがありますので、そこから大きく外れる場合には注意が必要です。

歯科医療ので必要とされる金額の傾向

現在歯科医師の人数は需要に対して飽和状態に近づいています。既に都市部においては歯科医院の密度がコンビニエンスストアに匹敵しているという統計もあり、サービスの過剰供給に近い状況になっていると言えるでしょう。その様な環境においてはサービス競争が発生するのと同時に自由診療分野において価格競争が行われやすい状況にあり、治療に必要となる金額は全般的に下降傾向に向かうと言えるでしょう。保険診療部分は保険点数の関係上変更を加えることが出来ませんのであまり影響はありませんが、自由診療分野の治療はより利用しやすい方向に向いていくと考えられています。良質なサービスであっても競争原理によって相場というものが形成されていくことになるでしょう。

歯科治療の歴史と治療費用

治療中

古代には歯痛を伴う疾患には加持祈祷が行われました。更に痛みがひどくなると器具を使って抜歯を行うのが、18世紀に至るまで一般的でした。ヨーロッパでは街を遊歴する歯科医が歯磨き粉を販売しながら、抜歯を行っていました。麻酔がなかった時代には患者の痛みは相当なものでした。 古代中国や日本では歯痛や虫歯の原因は歯の中に住む虫が原因であると考えられていました。 人類は古代インダス文明の時代から歯ブラシを利用していました。19世紀になって虫歯の原因が酸や歯石であることが判明し、歯ブラシが有効であることが再確認され、細菌に侵された歯質を削り取る近代的な歯科治療が始まりました。 20世紀半ば、アメリカでエアータービンが開発され、切削の時間が短縮され、患者の負担が大幅に軽減されるようになりました。

歯科医院における治療費では、虫歯の進行具合が大きく影響します。また歯科治療を保険適用内にするか、適用外にするかによって、自己負担率が3割から10割へと変化するため、金額が大きく違ってきます。 例えば軽度の虫歯治療の場合、その内容はフッ素の塗布や詰め物による虫歯の進行予防で、保険適用の場合、歯1本あたりの価格は1,500〜3,000円、保険外の場合5,000〜50,000円となります。 中度の虫歯治療では使用する素材によって保険内か保険外かに別れます。保険内で1本当たり2,000〜1万円、保険外で1〜20万円程度です。 重度の虫歯では抜歯後の処置によって、保険内のブリッジか部分入れ歯、保険外のインプラントに別れます。それぞれ1本あたり7,000〜2万円、5〜100万円となっています。

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